1. はじめに
紫外線は、シミやシワ、肌老化の大きな原因になります。そのため、日焼け止めは1年を通して欠かせないスキンケアアイテムです。
しかし、「どの日焼け止めを選べばいいのかわからない」「ちゃんと塗っているのに焼けてしまう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、日焼け止めの選び方と正しい塗り方のポイントを詳しく解説します。毎日の紫外線対策を見直して、健やかな肌を守りましょう。
2. 日焼け止めの基本知識
日焼け止めには、SPFとPAという表記があります。
① SPFとは?
SPF(Sun Protection Factor)は、紫外線B波(UVB)を防ぐ効果の強さを示す数値です。
- SPF15〜30:日常生活向け(通勤・買い物など)
- SPF30〜50:屋外活動向け(散歩・軽い運動など)
- SPF50+:長時間の外出向け(スポーツ・レジャーなど)
② PAとは?
PA(Protection Grade of UVA)は、紫外線A波(UVA)を防ぐ効果の強さを示す指標です。
- PA+:軽い紫外線対策(日常生活向け)
- PA++:標準的な紫外線対策(屋外での活動向け)
- PA+++:強力な紫外線対策(長時間の外出向け)
- PA++++:非常に強力な紫外線対策(炎天下のレジャー向け)
SPFとPAを両方チェックして、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
3. 日焼け止めの種類と選び方
日焼け止めにはさまざまな種類があり、使用シーンや肌タイプに合わせて選ぶことが大切です。
① 日焼け止めの種類
種類 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
クリームタイプ | 保湿力が高く、乾燥を防ぐ | 乾燥肌・敏感肌 |
ジェルタイプ | みずみずしく軽い付け心地 | 普通肌・混合肌 |
スプレータイプ | 手軽に使えてムラになりにくい | 髪・体用、外出時の塗り直し向け |
ローションタイプ | サラッとした使い心地 | 脂性肌・暑い季節向け |
スティックタイプ | 持ち運びやすく、手を汚さず塗れる | 部分使いや外出時向け |
② 肌質別のおすすめ日焼け止め
- 乾燥肌 → しっとり系のクリームタイプがおすすめ
- 脂性肌 → ベタつきにくいローション・ジェルタイプ
- 敏感肌 → **紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)**のものを選ぶ
- アウトドア向け → ウォータープルーフタイプで汗・水に強いものを
日焼け止めは、使い心地や肌質に合ったものを選ぶことが大切です。
4. 日焼け止めの正しい塗り方
日焼け止めを塗る際のポイントを押さえることで、より効果的に紫外線を防ぐことができます。
① 適量を使う
日焼け止めは、少量では十分な効果を発揮しません。
- 顔の場合 → パール粒2個分(約0.8g)
- 腕・足の場合 → 500円玉大の量をそれぞれ塗る
薄く塗るのではなく、適量をしっかり塗ることが大切です。
② ムラなく均一に塗る
ムラがあると、紫外線を十分に防げません。
顔に塗る場合のポイント
- 額・頬・鼻・あごの5点に分けてのせる
- 指で内側から外側へ均一に伸ばす
- 目元・鼻の周り・フェイスラインなど細かい部分も忘れずに
体に塗る場合のポイント
- 腕や脚は、直線を描くように出してから手で伸ばす
- デコルテや首の後ろもしっかり塗る
③ 塗り直しをする
日焼け止めは、時間が経つと汗や摩擦で落ちるため、こまめに塗り直しが必要です。
塗り直しの目安
- 屋外での活動 → 2〜3時間ごとに塗り直す
- 室内でも → 4〜5時間ごとに塗り直すのが理想
- 汗をかいたり、タオルで拭いた後 → すぐに塗り直す
スプレータイプやスティックタイプを活用すると、簡単に塗り直しができます。
④ メイクの上から塗り直す方法
メイクの上から日焼け止めを塗り直したい場合は、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを使うと便利です。
- スプレータイプ → 顔全体に軽く吹きかける
- パウダータイプ → 化粧直しをするようにポンポンとのせる
5. 日焼け止めの注意点
❌ 塗る量が少なすぎる → 紫外線を防げない ❌ 1日1回しか塗らない → 効果が続かないため、こまめな塗り直しが必要 ❌ うっかり塗り忘れる部分がある → 耳・首の後ろ・手の甲なども忘れずに ❌ ウォータープルーフでも落ちないと思う → 汗や皮脂で落ちるため、適宜塗り直しが必要
6. まとめ:日焼け止めを正しく使って紫外線から肌を守ろう
- SPF・PAの数値をチェックして、用途に合ったものを選ぶ
- 肌質に合わせてクリーム・ジェル・ローションなどを使い分ける
- 適量をムラなく塗り、こまめに塗り直すことが大切
- 塗り忘れしやすい部分(耳・首・手の甲)も忘れずに
紫外線対策をしっかり行い、健康で美しい肌を守りましょう。