MENU
nicolai

【化粧品の成分表示の見方】初心者向け解説

2025 3/26

1. はじめに

「化粧品の成分表示を見ても、何が書いてあるのかわからない…」「どの成分が肌に良いのか、悪いのか知りたい」と感じたことはありませんか?

化粧品の成分表示を正しく理解することで、自分の肌に合うアイテムを選ぶことができます。

この記事では、初心者向けに化粧品の成分表示の見方と、チェックすべきポイントをわかりやすく解説します。


2. 化粧品の成分表示のルール

化粧品の成分表示には、決められたルールがあります。まずは、基本的なルールを押さえましょう。

① 成分は配合量が多い順に記載される

化粧品の成分は、配合量が多い順に記載されています。

例えば、次のような成分表示があったとします。

成分例

水、グリセリン、BG、ヒアルロン酸Na、香料、フェノキシエタノール

この場合、

  • 「水」が最も多く含まれている
  • 「ヒアルロン酸Na」や「香料」は少量

ということがわかります。

② 1%以下の成分は順不同で記載

配合量が1%以下の成分は、順番が自由に記載されるため、少量でも効果がある成分が後ろに来ることがあります。

③ 「◯◯フリー」は本当に無添加とは限らない

「パラベンフリー」「アルコールフリー」などの表記がある化粧品でも、似た働きをする別の成分が含まれていることがあるので、しっかり成分をチェックしましょう。


3. よく使われる化粧品成分とその役割

化粧品にはさまざまな成分が含まれていますが、特によく見かける成分とその役割を紹介します。

① 保湿成分(肌のうるおいを守る)

  • ヒアルロン酸Na → 水分を抱え込む力が強く、保湿力が高い
  • グリセリン → 肌の水分を保持し、しっとりとした感触を与える
  • BG(ブチレングリコール) → 保湿力があり、テクスチャーをなめらかにする
  • セラミド → 肌のバリア機能をサポートし、水分を逃がしにくくする

チェックポイント

  • 乾燥肌の人は「ヒアルロン酸」「セラミド」が含まれているものを選ぶ
  • 「グリセリン」が多すぎると、ベタつきやすいこともある

② 美白・くすみ対策成分

  • アルブチン → メラニンの生成を抑え、シミを防ぐ
  • ビタミンC誘導体 → 肌のトーンを整え、透明感をアップ
  • トラネキサム酸 → 炎症を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
  • ナイアシンアミド → くすみ対策や肌のキメを整える

チェックポイント

  • シミ・そばかすが気になるなら「アルブチン」「ビタミンC誘導体」をチェック
  • 敏感肌の人は、刺激が少ない「ナイアシンアミド」がおすすめ

③ 敏感肌向けの低刺激成分

  • アラントイン → 肌荒れを防ぎ、炎症を鎮める
  • グリチルリチン酸2K → 敏感肌でも使いやすい抗炎症成分
  • セラミド → 肌のバリア機能を強化し、刺激から守る

チェックポイント

  • 敏感肌の人は「グリチルリチン酸2K」「アラントイン」を含むものを選ぶ
  • アルコール(エタノール)が多い化粧品は避ける

④ 防腐剤・添加物(肌トラブルの原因になりやすいもの)

  • パラベン → 防腐剤としてよく使われる
  • フェノキシエタノール → 比較的低刺激な防腐剤
  • 香料・着色料 → 人工的に香りや色をつける成分

チェックポイント

  • 肌が弱い人は「無香料」「無着色」「アルコールフリー」を選ぶ
  • 「フェノキシエタノール」は比較的低刺激なので、少量なら問題なし

4. 成分表示を見るときのポイント

① 成分の最初の5つをチェックする

  • 化粧品のほとんどは最初の5つの成分がメインでできているため、ここを重点的に見る。

② 「◯◯エキス」「植物エキス」に注意

  • 自然由来の成分でも、肌に合わないことがある。
  • 敏感肌の人は「植物エキス」が多すぎると刺激を感じることも。

③ 「ノンコメドジェニック」「アレルギーテスト済み」は参考程度に

  • 「ノンコメドジェニック」=ニキビができにくい処方だが、すべての人に合うとは限らない。
  • 「アレルギーテスト済み」=アレルギーが絶対に起こらないわけではない。

5. まとめ:成分表示を理解して自分に合った化粧品を選ぼう

  • 成分は配合量が多い順に記載されている
  • 保湿なら「ヒアルロン酸」「セラミド」、美白なら「アルブチン」「ビタミンC誘導体」
  • 敏感肌の人は「グリチルリチン酸2K」「アラントイン」が入っているものを選ぶ
  • 香料やアルコール(エタノール)は肌への刺激になることがあるので注意

成分表示を理解することで、自分の肌に合った化粧品を選び、トラブルを防ぐことができます。

次回化粧品を購入するときは、ぜひ成分表示をチェックしてみてください。

  • 運営者情報
  • プライバシーポリシー
美容
  1. ホーム
  2. 美容
  3. 【化粧品の成分表示の見方】初心者向け解説
  • プライバシーポリシー
  • 運営者情報

© nicolai.